地理歴史研究部活動戦績
第9回イオンエコワングランプリ 内閣総理大臣賞(最高賞)
第24回ボランティアスピリットアワード コミュニティ賞
日本テレビ「Oha!4(おはよん)」にて活動が放送されました
ユニクロ「サステイナビリティレポート」へ活動が掲載
わかば賞
教材へ活動が掲載【中学校地理資料集】
環境省 プラスチックスマート アドバイザリー会議のコアメンバーとして奮闘
国連事務総長特使(ユース担当)との意見交換
中国銀行とSDGsパートナーシップ協定を結びました
第2回ジャパンSDGsアワード 特別賞(SDGsパートナーシップ賞)受賞
小泉環境大臣との意見交換会
第6回高校生国際シンポジウム 優良賞受賞
2021年3月24日(水)・25日(木)の2日間、第6回高校生国際シンポジウムがオンラインで開催され、ポスターセッションにのぞみ、海洋ごみ問題の解決に向けた「自分事化」プロジェクトについて発表しました。
結果は環境・化学部門において優良賞(第3位)を受賞しました。落ち着いた様子で取り組んできた内容や練習の成果を発揮することができました。
岡山市上南地区での啓発活動
手島での漂着ごみ回収活動
2021年4月11日(日)、丸亀市沖の瀬戸内海に浮かぶ手島の北浦で、漂着ごみの回収活動を行いました。回収活動には、岡山商工会議所の皆さんも同行されて、
一緒に海岸に漂着するごみを回収して、漁船で港のごみステーションまで運搬しました。
EMECS13 SSPセッション 第1回発表指導会
5月29日(土)、オンラインでEMECS13のSSPセッションの第1回発表指導会が開催されました。EMECS13は第13回世界閉鎖性海域環境保全会議で、今年9月にイギリスのハル市で開催予定でしたが、オンラインによる開催となりました。SSPセッションは(青少年環境教育交流)のためのセッションで、学者・研究者だけではなく世界各国から選抜された学生による発表と交流のセッションです。
9月の本番に向けて、第1回発表指導会へ参加して、プレゼンの内容について発表して、指導の先生方から助言をもらいました。
BS-TBS「Style2030 賢者が映す未来」で活動が紹介されました
7月18日(日)午前11:00~12:00、BS-TBS「Style2030 賢者が映す未来」の1つのコーナーで、地歴部の活動やインタビューが紹介されました。。
岡山市陵南地区での用水路ごみ調査
2021年7月23日(金)岡山市陵南地区で用水路調査を実施しました。陵南地区は吉備中学校区であり、住宅が多く立ち並ぶ地域です。用水路の幅は広く、整備されていました。結果については、8月2日(月)の研修会にて発表します。足元から海への繋がりを実感していただける研修会にしたいと思います。
須磨海岸での実習
2021年7月22日(木)神戸市の須磨海岸での海岸実習に参加しました。実習は「地域課題解決に取り組む高校生サミット」の第1回ワークショップとして実施されました。
午前中は海の生態系や森川海の連環について学び、午後からはプランクトンの採集と観察、干潟の観察に取り組みました。広島県・兵庫県の高校7校が参加して、共同で実習をすることで、意見を出し合い、工夫しながらの実習になりました。
兵庫県水産技術センターをはじめ多くの皆様にご支援いただき、ありがとうございました。
早島地区での用水路調査
2021年7月30日(金)早島地区の用水路調査を行いました。早島地区は早島駅の北側は住宅地、南側は田園地帯が広がっています。今回の調査は北側の用水路を観察してまわりました。比較的幅の広い用水路が多く、丁寧に管理されている印象でした。この日は早島町の職員の皆様も同行していただき、調査だけではなくごみの回収をしていただきました。早島町の職員の皆様、ありがとうございました。
8月3日(火)には南側の田園地帯の用水路調査を行います。結果は、8月6日(金)早島小学校で開催する「わくわくサマータイムスペシャル子ども教室」にて報告させていただきます。
岡山市陵南地区出張講座
2021年8月2日(月)岡山市陵南地区の出張講座が岡山市立吉備公民館で開催され、海洋ごみ問題について住民に皆様に理解を深めていただきました。
陵南地区の民生委員・児童委員の会合にお邪魔させていただき、海洋ごみ問題や地域の様子について説明しました。事前に陵南地区の用水路調査を行い、調査結果を踏まえての説明になりました。この地区は多くの住宅地が立ち並ぶようになり、住宅地や主要な道路沿いにごみがあり、反対に水田地帯は管理が行き届き、きれいな環境が保たれています。地図の上で見える化すると、地域の特徴がよく分かりました。
海洋ごみ問題は海だけの問題ではなく、その起因は陸域にあります。用水路から河川・海・海底や島嶼部へと繋がり、時間の経過と共にごみは小さくなり、見えなくなり、拾えなくなります。人の手元をごみが離れる際に意識と行動が大切です。
最後にオリジナル「海ごみかるた」で本日学んだことのおさらいをして、学びを深めました。陵南地区の委員の皆様、お世話になりました。また、SDGsの目標達成に向けて、頑張りたいと思います。
おかやまSDGsプラザ夏の交流会2021 高校生SDGs交流会
2021年8月4日(水)岡山コンベンションセンターで開催された「おかやまSDGsプラザ夏の交流会2021」へ参加して、活動報告を行いました。
この高校生SDGs交流会は、SDGs活動に取り組む高校生が活動を報告して、交流を通して学びを深めるイベントです。各校から食料と飢餓、環境問題、交通や孤食など現代が抱える問題に対して高校生の目線から、SDGsの視点で解決に向けて活動や調査に取り組んだ実践発表がありました。
コメンテーターの方からも多くのアドバイスをいただき、他校の活動も大変参考になりました。今後の活動に活かしていきたいと思います。SDGsの交流の場を作っていただき、ありがとうございました。
早島町立早島小学校での出張講座
2021年8月6日(金)早島町立早島小学校にて、海ごみ問題の出張講座を行いました。講座は早島町が企画する「わくわくサマータイムスペシャル子ども教室」の一つの講座です。小学4年生から6年生までの多くの児童が参加してくれました。
海ごみ問題に関する活動報告や原因や影響についてお話した後、実際に海底から回収したごみを見てもらいました。海底には生活に身近なペットボトルや空き缶から、電化製品などの産業廃棄物まで多くの種類と量のごみがあり、陸域にあるごみは海ごみになっていることを学びました。
最後はオリジナル「海ごみかるた」で学んだことのおさらいです。10グループに分かれて、学んだことを思い出しながら取りました。真剣なグループ、盛り上がるグループなど楽しみながらも、瀬戸内海が抱える環境問題について勉強できました。
講座の様子はテレビ局の受材がありましたので、放送日が決まりましたら、お伝えします。早島小学校の先生方、町職員の皆様、ありがとうございました。
学びのオリンピック「SOLA2021」中学生SDGs Actions Not Words2021で発表
2021年8月17日(火)、地歴部の中学生は学びのオリンピック「SOLA2021」中学生SDGs Actions Not Words2021(渋谷教育学園渋谷中学高等学校主催)へ参加して、活動発表を行いました。この催しは、「SDGs~私たちのつくる未来~」というテーマのもと、中高生がお互いに学び合い、気づきを得るものです。
地歴部の中学生は瀬戸内海の海洋ごみ問題の解決への取り組みとして、SDGsの視点からのアプローチについて発表しました。その他、教育・平和・食糧など社会課題や環境問題について、多くの取り組みと成果の報告があり、勉強になりました。お互いが発表や質疑応答を通して、学び、刺激し合うことで、未来のリーダーとしての資質の向上につながり、これがゴールではなく、スタートになる良い機会となりました。
渋谷教育学園渋谷中学高等学校の皆さん、会の運営や連絡ありがとうございました。
卒業生の活躍
2021年8月17日(火)、高校生ボランティアアワード2021がwebで開催され、地歴部も出場しました。この大会のパンフレットには地歴部の卒業生の活躍が掲載されていました。
現在、東京学芸大学の3年生の中原舞子さんは在学当時、地歴部部長として漁船からの海底ごみの回収作業や島嶼部の漂着ごみの回収活動に精力的に取り組みました。中高6年間では数えきれないほど漁船で瀬戸内海へ出ました。
また、公民館や公共施設での展示会や講演会でも中心となり、企画や運営に取り組むなど豊富なアイデアを出し、リーダーシップを発揮しました。
卒業後は大学へ進学して、シンポジウムや子どもへの海洋学習イベントのインストラクターとして活躍しています。
今回、高校生ボランティアアワードでは会場にてパネリストとして全国の高校生へ高校時代の経験やエールを伝える予定でした。今後の活躍を期待しています!
第13回世界閉鎖性海域環境保全会議にて日本代表として発表
2021年9月9日(木)神戸市内にて第13回世界閉鎖性海域環境保全会議が開催され、日本代表として青少年環境教育交流セッションにて竹岡海晴君が瀬戸内海の海洋ごみ問題の解決に向けての「自分事」としてもらう挑戦について英語で報告しました。
本大会はイギリスのハル市で開催予定でしたが、コロナ感染症の拡大に伴い、会期を1年間延期して、リモートでの開催となりました。本部は神戸市内へ置かれ、竹岡君は会場から世界へ向けて海洋ごみ問題やプラスチックごみ問題の解決へ向けて、意識が高い人だけではなく無関心の人の意識と行動を変化させる実践への挑戦について訴え掛けました。
本セッションではイギリスやドイツからの発表があり、海洋ごみだけではなく、生物多様性・ツーリズムなど多くの報告があり、閉鎖性海域を取り巻く環境の保全や活用について活発な意見交換が行われました。
閉鎖性海域は沿岸部の影響が大きく、沿岸域へ住む人の意識と行動が生態系や環境問題へ影響を及ぼします。国際会議での経験と学びを生かして、これからの活動に取り組んでいきたいと思います。
スポGOMI甲子園岡山県予選優勝 全国大会へ
2021年9月23日(木)倉敷運動公園周辺で回収したごみの量と種類で得点を競う「スポGOMI甲子園岡山県予選」があり、地歴部のチームが優勝しました。
大会は運動公園周辺の設定された範囲を時間内でまわり、ごみを回収しました。足元へ注目すると、たばこの吸い殻、ぺットボトルなどのごみが落ちていました。これらのごみは用水路から河川を通じて海へ流れ出る可能性が高くなります。
優勝した地歴部の生徒3名(竹岡君・杉本君・児山君)は12月に東京で開催される全国大会へ出場します。身近なごみに関心を高め、足元から綺麗にしていく素晴らしい大会でした。
RSK山陽放送ラジオへ出演
2021年10月7日(木)RSK山陽放送ラジオに地歴部の生徒が出演しました。夕方の「おかやまニュースの時間」にて、世界閉鎖性海域環境保全会議に日本代表として出場したこと、スポGOMI甲子園岡山県大会で優勝したこと、そして、一昨日海ごみゼロアワード2021で環境大臣賞を受賞したことなどを伝えました。
スタジオからの出演に大変緊張しましたが、パーソナリティーの演出と問い掛けで、自分の意見をしっかりと伝えることができました。
海ごみゼロアワード2021 環境大臣賞受賞!
瀬戸内海の海洋ごみ問題の解決に取り組む地歴部は、この度、「海ごみゼロアワード2021」にて環境大臣賞を受賞しました。このアワードは環境省と日本財団が主催し、海ごみ問題の解決に向けて取り組む団体等を顕彰するものです。地歴部では13年前から瀬戸内海の海洋ごみ問題に注目して、回収活動と啓発活動に取り組んでいます。
表彰式は10月6日(水)にリモートで開催され、本日、表彰状が学校へ届きました。この賞に恥じないよう、海洋ごみ問題を「自分事」として皆さんに捉えていただき、解決に向けて意識と行動の変化を促せるように取り組んでいきたいと思います。
西大寺地区の用水路調査
地歴部では海洋ごみにつながる用水路のごみ調査を行っています。今回は東区の西大寺地区です。12月に西大寺公民館にて報告会を行わせていただく関係で、11月に入り地区の用水路のごみ調査を実施しています。
西大寺小学校の学区には吉井川が流れ、そこに流れ込む小河川や用水路があります。11月5日(金)は西大寺観音院から西方向へ向けて用水路を見てまわりました。水の流れも良く、とてもきれいな用水路でした。1か月間西大寺地区にはお邪魔させていただき、調査を行います。
瀬戸内海 海ごみフォーラムinおかやま 用水路調査結果の報告します
現在、瀬戸内海の海洋ごみ問題の解決に向けて、西大寺地区にて用水路調査を実施しています。11月12日(金)には東区役所周辺を調査しました。当日は山陽放送の取材がありました。調査の様子や調査結果は12月19日(日)13:30~16:30山陽新聞社さん太ホールで開催する「瀬戸内海 海ごみフォーラムinおかやま」にて報告します。
地域課題解決に取り組む高校生サミット
2021年11月21日(日)兵庫県立尼崎小田高校を会場にして、「地域課題解決に取り組む高校生サミット」が開催され、地歴部の生徒が参加して活動報告のポスターセッションとボードディスカッションに取り組み、学びを深めました。
SSHの人材育成枠として連携校での地域課題解決に向けて1年間取り組んでいます。山・里・川・海のつながりを意識して、環境問題だけではなく防災など各校が活動や研究の成果を報告しました。午後からは各班に分かれて、里山・里海と人の活動をテーマに各校の取り組みや課題、未来へ向けての提言などを話し合い、そのまとめを全体会で報告しました。
学校の枠をこえて意見交換をして、議論を深めることは刺激を受け、新たな課題発見や学びにつながり、未来を担う人材の育成に大変重要です。12月には京都大学を会場にポスターセッション、意見交換を学生の皆さんとします。
第25回ボランティアスピリットアワード 表彰式
2021年11月26日(金)第25回ボランティアスピリットアワードの表彰式が校内であり、地歴部がコミュニティ賞を受賞しました。主催者であるジブラルタ生命の方が来校され、部員へ表彰状とメダルを授与されました。
このアワードは地域でボランティア活動に取り組む中高生を顕彰するもので、瀬戸内海の海洋ごみ問題の解決に向けて取り組む地歴部が昨年に引き続き受賞しました。
ジブラルタ生命の皆様、ありがとうございました。この賞に恥じないよう、今後の活動も頑張ります。期末テストが終了したら、用水路のごみ調査を再開します。
第6回高校生による岡山の歴史・文化研究フォーラム 優秀賞受賞
11月28日(日)山陽新聞社さん太ホールにて、第6回高校生による岡山の歴史・文化研究フォーラムが開催され、地歴部の研究発表が優秀賞を受賞しました。
本フォーラムは研究や発表を通して、郷土の岡山を見つめ、先人の業績を知り、将来につながる行動を起こすことで、岡山への愛着を深め、未来を創造できる貴重な機会です。
地歴部は動画での参加となりましたが、世界が問題を注視する海洋ごみ問題を身近に感じてもらい、意識と行動の変化を促す実践の成果を報告しました。
12月には地域調査や発表会、全国大会が予定されていますので、地域に目を向けて活動を頑張りたいと思います。
第9回グッドライフアワード実行委員会特別賞 表彰式
12月4日(土)東京・渋谷で第9回グッドライフアワードの表彰式があり、地歴部が実行委員特別賞を受賞しました。
「みんなの力で社会は変わる」環境と社会にやさしい「エコでソーシャル」な取り組みを全国から発掘する応援プロジェクトです。地歴部は実行委員会特別賞の「人づくり賞」を受賞しました。活動する生徒は入れ替わりますが、先輩から継続する活動をさらに発展させて、瀬戸内海の海洋ごみ問題の解決に向けて地域で取り組んでいきたいです。
海でつながる高校生ミーティングで発表
2021年12月12日(日)九州大学うみつなぎが主催する「海でつながる高校生ミーティング’21」が開催され、地歴部の代表生徒が普段の活動の様子と成果を報告しました。
このミーティングでは九州地方の高校生を中心に、海や環境問題について取り組む活動の発表と意見交換と交流が目的です。外洋に面した地域の海洋ごみの特徴や取り組みなどを学び、意見交換できたことは貴重な経験となりました。
また、この日には京山公民館にて「SDGs海と川を守ろう実践セミナー」が開催され、地歴部の代表生徒が参加して、活動の報告と意見交換を行いました。このセミナーは瀬戸内海の海ごみ削減に向けて、産官学民が連携してSDGsの達成に取り組んでいく人材の交流と学び合いから、連携と実践行動へつなげることが目標です。
NPO・行政・企業・学生など異なる分野からの出席者からの報告や交流では、学びやつながりを深めることができました。
スポGOMI甲子園2021決勝大会
2021年12月26日(日)東京の墨田区役所周辺にてスポGOMI甲子園2021決勝大会が開催され、岡山県代表として地歴部チームが出場しました。
快晴の天気となり、1時間の時間内で墨田区役所を起点として、その周辺地域のごみ拾いを行い、ポイントを競いました。会場には多くのメディアも参加しており、注目度の高い大会でした。
結果は全国第10位でしたが、地歴部が取り組む海洋ごみ問題の解決には、街中のごみの回収と減少が不可欠であり、全国の仲間と大変充実した時間を過せたことに感謝です。
第9回全国海洋教育サミット 司会と発表をしました
2022年2月11日(金)東京大学主催の第9回全国海洋教育サミットが開催され、地歴部の生徒が実践・研究成果の発表と高校生ディスカッションの司会を行いました。
コロナ感染症の拡大によりオンラインでの開催になりましたが、第1部の実践・研究発表では分科会の司会進行をしながら、実践発表を行いました。
地歴部では海洋ごみ問題の解決に向けて、市民に街中ごみの回収や調査を働き掛け、その内容をデータとしてスマホなどから送信してもらう「シビックテック」を利用して、アプリを作成しています。人と海洋ごみとの距離感を縮めるためには、活動の入口を広げ、ハードルを下げることで、市民が取り組みやすい仕組みを作ることを目標にしています。街中のごみをスマホ片手に調査して、位置情報、ごみの種類・個数、画像をデータで送信してもらい、海洋ごみ問題の解決へ意識の醸成や貢献度を高めることで、多くの市民が気軽に参加できる取り組みです。
試行段階ではありますが、正確なデータ送信を確認しています。データからごみのホットスポットの分析に今後活用していきたいと思います。
第2部の高校生ディスカッションでは司会を行い、全国の高校生から意見を引き出したり、提言をまとめました。海洋教育へ関心を持ってもらえるように、体験の機会の充実や海からの恩恵や魅力の発信など、多くの学びが得られました。
九州大学「ウミツナギシンポ」英語でのプレゼン発表
2022年3月12日(土)九州大学「うみつなぎ」主催の「ウミツナギシンポ」がオンラインで開催され、地歴部の代表生徒が英語でプレゼン発表しました。
九州地区の高校生を中心とした報告者でしたが、海洋ごみ問題や生態系などに関する各報告を英語で説明して活発な質疑応答が展開されました。英語で報告するためには、日本語での発表内容をより深く落とし込み、適切な英語を当てはめる必要があり、大変勉強になる報告会となりました。
地歴部の報告は、海洋ごみの「自分事」化へのアプローチとシビックテックによる実践について伝えました。九州大学「うみつなぎ」の皆様、ありがとうございました。
フィールドワークインジャパン(FIJ)優秀賞受賞
2022年3月6日(日)フィールドワークインジャパン(FIJ)がオンラインで開催され、地歴部の中学3年生の活動報告が優秀賞を受賞しました。
FIJは全国中学校生徒地域研究発表会です。全国の中学生が身近な地域調査の結果について発表する大会です。各校の中学生が中学校周辺の地名・地形など特徴や変化を捉えてフィールドワークをして調べた結果を考察して発表しました。
地歴部の中学3年生は海洋ごみの原因となる街中ごみの調査結果と考察を報告しました。地域調査は地理学習や探究活動では大切な学びです。今後も地域調査から学びを深めたいと思います。
海洋政策研究所『人と海洋の共生をめざして 150人のオピニオンX』へ井上先生の実践が掲載
公益財団法人笹川平和財団の海洋政策研究所から発刊された『人と海洋の共生を目指して 150人のオピニオンX』へ地歴部顧問をする井上先生の生徒たちとの実践報告が掲載されています。
井上先生は地歴部顧問として14年前から瀬戸内海の海洋ごみ問題に焦点を当て、その解決に向けて生徒たちと回収活動や啓発活動に取り組んでいます。
活動の幅は年々広がり、海底ごみの「見える化」や海洋ごみの「自分事化」プロジェクトを通して、海底ごみ問題の深刻な実態を具体的に伝えたり、人と海洋ごみの距離感を縮められるように、日常生活や地域へ目を向けて市民へ気付きを与えてきました。
現在、「シビックテック」を活用して、スマホなどで容易に調査ができるシステムの完成に取り組んでいます。市民の皆さんと一緒に日常生活を通して海洋ごみ問題の解決へ向けての挑戦は続きます。
海洋ごみ問題解決『街中ごみ回収調査隊』アプリがスタート!
地歴部では海洋ごみ問題の解決アプリ(サイト)を作成しました。2月24日(木)は機能の最終調整を行いました。アプリ(サイト)の名称は『街中ごみ回収調査隊』です。街中や河川に落ちているごみの調査や回収をすることで、海洋ごみの原因となる街中ごみの実態の把握を可能にします。
アプリ(サイト)へのアクセスの手順は、次の通りです。
(1)QRコードを読み取り、「ArcGIS Survey123」(無料)をインストール
(2)もう一度QRコードを読み取り、(『街中ごみ回収調査隊』へ)アクセス
(3)「サインインなし」で開始を選択
アプリ(サイト)の特徴は、次の通りです。
(1)アカウント入力・サインインなし(個人情報の使用なし、アカウントの作成の必要なし)
(2)ごみの種類と個数、位置情報、ごみの写真が送信可能
(3)オフラインでも使用可能(小中高生のChromebook・iPad使用の校外調査にも利用可)
地歴部の中高生でも利用可能な社会調査などのソフトを活用して、市民の皆様が気軽に調査・入力ができるよう、調査の入口を広く、ハードルを低くして、簡単な操作になっています。深刻化する海洋ごみ問題の解決へ向けて市民の皆様から情報提供をしてもらい、社会全体で解決を目指します。散歩や通勤・通学、清掃活動の際に、落ちているごみの写真を撮り、送信できます。収集したデータは本校ホームページやSNS等で報告すると共に、問題の解決に向けて活用していきます。あらゆる世代の皆様へ使っていただきたいです。中高生の挑戦です。ご協力よろしくお願いします。
海洋ごみゼロプロジェクト報告会
2022年3月8日(火)地歴部が参加した「海洋ごみゼロプロジェクト」の報告会が校内でありました。本プロジェクトは日本財団「海と日本project」や瀬戸内オーシャンズXが主催するもので、海洋ごみ問題を瀬戸内地域から解決に向けて取り組むプロジェクトです。
地歴部では島嶼部の海岸漂着ごみの回収活動や発生抑制のための啓発活動に取り組みました。また、笹が瀬川でのごみの回収活動や意見交換会へ参加するなど、積極的な活動を行いました。
当日は山陽放送の中屋藍アナウンサーが来校されて、地歴部の冊子に登場する生徒3名が「岡山の高校生が取り組む海洋ごみ問題2021」の冊子を利用しながら、活動報告を行いました。
海洋ごみ問題の解決には、より多くの人の意識の変化や参加が重要です。地歴部の活動報告を聞いて、「生活の身近なことから気を付けることで、それが大きな力になる」など意識の変化から行動変容に繋がる学びの機会となりました。
海洋教育指導資料『海の学びガイドブック』へ地歴部の活動が掲載
東京大学大学院教育学研究科附属海洋教育センター編著(大日本図書)の海洋教育指導資料『海の学びガイドブック』が出版され、高等学校編へ地歴部の活動が掲載されました。
ガイドブックは「小・中学校編」「高等学校編」「社会教育施設編」の3編で構成されています。海洋教育は社会・理科などあらゆる教科に含まれ、学習指導要領において大切な学びの1つです。持続可能な社会の構築に向けて、小・中学校・高等学校・水族館などの社会教育施設でのモデル事例が豊富に掲載されています。
高等学校編のモデル事例の1つには、地歴部の取り組む瀬戸内海の海洋ごみ問題解決プロジェクトについて顧問の井上先生が執筆しています。海洋教育を推進できるエッセンスが詰まった資料です。
笹が瀬川清掃活動
2022年3月23日(水)岡山市南部の笹が瀬川河口部の清掃活動に参加しました。この活動は日本財団が主催して、瀬戸内オーシャンズXの活動として実施されました。地歴部の生徒11名は藤田地区の用水路の清掃活動とシビックテックを利用して水門の調査に取り組みました。
日本財団の笹川会長や伊原木岡山県知事の激励のもと、清掃活動を開始しました。用水路の水門は閉じている状態であり、引っ掛かる大量のごみを回収してまわりました。全体の回収作業が終わると、大量のごみが集積場所に集まり、発生抑制の重要性を再認識しました。
5月3日(ごみの日)に手島での海岸漂着ごみ回収活動
2022年5月3日(火)のごみの日に手島での海岸漂着ごみ回収活動を行いました。手島は香川県丸亀市の島ですが、浅口市・倉敷市の対岸に位置しており、本州起因のごみが多く漂着しています。
午前中、漁船に乗り手島の北浦へ上陸して、ごみの回収作業に汗を流しました。海岸には一面に大量のごみが漂着しており、大部分は軽量で浮遊性のごみです。植生の中には劣化したごみがさらに大量に堆積しています。今回の作業でも、本州の販売地や地名が明記されたごみが多くあり、本州から流出したごみが手島へ漂着していることが分かりました。
18名で1時間の作業でしたが、ペットボトル1,209本、空き缶85本、プラスチック・ビニール117個、瓶45本を回収しました。作業後は島民の協力のもと、ごみを運搬しました。
現在、瀬戸内海を舞台に「瀬戸内国際芸術祭」が開催されており、国内外から注目されています。地歴部では瀬戸内海の足元から綺麗にして、生態系と多島美を守れるように頑張ります。
第4回アジア・太平洋水サミットにて発表しました
2022年4月23日(土)・24日(日)に熊本市で開催された第4回アジア・太平洋水サミットにて代表生徒が活動報告のプレゼン発表とポスターセッションを行いました。
水サミットへは世界から49か国が参加して、首脳級会合・ハイレベルセッション・分科会・サイドイベント・展示会が開催されました。
サイドイベントでは「ユース水フォーラム・九州」によるユース活動発表の中で、地歴部の瀬戸内海の海洋ごみ問題の解決に向けた「自分事」化プロジェクトや「シビックテック」を利用した市民協働による「SDGs×ICT」の実践について報告しました。参加者の皆様の多くが地歴部の「街中ごみ調査回収隊」アプリに関心を持っていただき、市民による取り組みの広がりを実感しました。
『SDGs×ICT』による用水路調査〔西川原地区〕
2022年5月25日(水)地歴部は用水路調査に中学3年生が出掛けました。調査地区は岡山市の西川原地区です。西川原駅から北側の地域の用水路のごみの状態について調べました。
今回の調査からは地歴部オリジナルのアプリを使用しています。見つけたごみの種類と個数を入力して、ごみの写真と位置情報と一緒に送信して集計しました。紙の調査用紙に比べて、大変便利でデータ収集と分析もスムーズに行えます。
今後も西川原地区へお邪魔して調査を続けます。SDGs活動にICTを駆使した『SDGs×ICT』でさらにパワーアップした活動で、社会へ貢献したいと思います。
全国地理教育学会中国四国支部大会にて発表
2022年6月5日(日)本校にて全国地理教育学会中国四国支部大会が開催され、地歴部の代表生徒が活動報告を行いました。
対面とオンライン併用での開催でしたが、多くの大学・高校の先生方が参加されました。地歴部の活動報告では、海洋ごみの「見える化」やシビックテックを活用した実践に質問やアドバイスが多くあり、関心の高さを感じました。
地歴部では地理教育において重要視されるGISについて、ArcGISを利用して活動に取り組んでいます。さらに、SDGsの視点からICTを活用して実践を深めたいと思います。
RSK山陽放送「いまドキッ!」にて活動が放送されました
2022年6月14日(火)RSK山陽放送「いまドキッ!」の番組内で、地歴部の活動が取り上げられ放送されました。次のURLからご覧下さい。 https://youtu.be/3JQ3dF76uRU
次の用水路調査は倉敷市玉島地区へお邪魔して取り組みたいと思います。よろしくお願いします。
地歴部の活動が高等学校「地理総合」の教科書に!
瀬戸内海の海洋ごみ問題の解決に向けて取り組む地歴部の活動が、東京書籍株式会社出版の高等学校地理歴史科用の文部科学省検定済教科書(令和4年度発行)である「地理総合」(156~157ページ)に掲載されました。
持続可能な社会の実現に向けて、SDGsの視点から課題解決へアプローチする中高生の実践が紹介されています。地歴部では島嶼部での海岸漂着ごみの回収活動や国際会議での情報発信を通した啓発活動により、SDGsの達成に向けて取り組んでいます。
https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/text/hs/shakai/16597/(東京書籍ホームページ)
『SDGs×ICT』による用水路調査(玉島地区)
用水路調査に継続的取り組む地歴部では、今週倉敷市の玉島地区の用水路調査に取り組んでいます。玉島地区は高梁川の西側に位置しており、新倉敷駅から南側の地域には河川や用水路があります。用水路を眺めながら、ごみの種類と個数、写真撮影したデータや位置情報をオリジナルアプリを通して収集していきました。暑い日が続きますが、中学生・高校生が自分の目で確認しながら、現地調査しています。
この成果については、7月16日(土)に玉島市民交流センターにて開催される出張講座の中で発表します。玉島地区の皆さん、よろしくお願いします。
『SDGs×ICT』による用水路調査(妹尾地区)
用水路調査に取り組む地歴部では、岡山市の妹尾地区の用水路調査に取り組んでいます。妹尾地区は駅の北側に古い街並みが広がり、その脇には用水路が張り巡らされています。用水路は大変綺麗で、あまりごみが落ちていませんでした。
毎日暑い日が続いており、体調を整えて取り組んでいます。延べ60名の中高生が参加して、オリジナルアプリを利用してデータを収集していきました。ICTを活用することで、SDGsの目標達成に向けて学びを深めています。
福田公民館 『福田生きがいセミナー』出張講座
2022年8月1日(月)岡山市立福田公民館の『福田生きがいセミナー』が開催され、地歴部の生徒が出張講座で海洋ごみ問題について参加の皆さんにお話ししました。
海洋ごみ問題の解決に向けて、人の手元をごみが離れる時が大切であり、街ごみ⇒河川ごみ⇒海洋ごみと場所を変えて、小さくなり、見えなくなり、拾えなくなります。逆に3Rとしてリサイクルなどができれば、資源として有効利用が可能です。海洋ごみの実態について、皆さんに知っていただきました。
後半はオリジナル「海ごみかるた」で学びを深めました。楽しい時間を参加者の皆さんと共有でき、学びの多い講座となりました。
岡山市立福田公民館のスタッフの皆様、講座参加者の皆さんありがとうございました。
須磨海岸実習
2022年7月24日(日)地歴部の生徒が兵庫県の須磨海岸で海岸実習に取り組みました。この実習は令和4年度地域課題解決に取り組む高校生サミットの第1回地域課題ワークショップとして実施しました。近畿地方を中心に多くの学校が集まり、生徒たちが海と山との繋がりをテーマとする講演を聞いた後、須磨海岸にてプランクトンなどの採集・観察、調査結果のまとめと考察、班別ディスカッションと発表など内容の濃い実習に取り組みました。
他校の生徒と同じ課題に向き合い、共同で調査や議論をすることは新しい発見と深い学びにつながります。12月まで複数回ワークショップを実施して、学習を深めていきたいと思います。
講師の先生方、須磨海岸のスタッフの皆様、運営の先生方ありがとうございました。
学校周辺の用水路調査
2022年8月4日(木)午前中に学校周辺の用水路調査を実施しました。学校から北側の三勲学区へお邪魔して、小学校の北側の河川や旭川の県庁東側河川敷で調査とごみの回収を行いました。
ごみが落ちている場所は、東西を流れる水路に多く、用水路に段差がある箇所にごみが溜まり、コンビニ袋へ弁当容器とペットボトルを入れて持ち手を結んだ悪質なごみもありました。
今回の調査にはテレビ東京の番組が取材に同行されました。8月5日(金)・7日(日)の活動にも同行して下さいます。暑い日が続きますが、頑張ります!
第9回おかやま環境教育ミーティングで発表
2022年8月5日(金)岡山コンベンションセンターで開催された第9回おかやま環境教育ミーティングへ参加して、ブースでのポスターセッションで活動を報告して、意見交換を行いました。
2年ぶりの開催になりましたが、多くの来場者があり、中学校・高校・NPO・行政機関などのブースが展開されて、環境問題への取り組みや人材作りなど多様な話題に活発な意見交換や議論が交わされました。
地歴部ではシビックテックを利用したオリジナルごみ調査回収アプリを実際の画面を用いて説明して注目を集めました。アプリは多くの皆さんに利用していただき、街中や用水路のごみの状況を見える化して、効率的な回収や街づくりにつながるように取り組んでいきたいです。
海底ごみと離島の海岸漂着ごみのダブル回収活動
2022年8月7日(日)地歴部は瀬戸内海の海底ごみと離島での海岸漂着ごみのダブル回収活動に取り組みました。
午前中は海底ごみの回収活動です。寄島の漁港から20分程度沖の海域で、底曳き網を用いて海底のごみを引き上げました。回収したごみには弁当の容器やペットボトル、プラスチック製品が劣化して破片状になったものが多く、ごみに紛れてクロダイなどの魚介類も確認しました。
午後からは手島(丸亀市)に渡り、北浦の海岸漂着ごみの回収活動です。3名が約1時間で1,000本以上のペットボトルを回収しました。ごみに記載の賞味期限を調べると、1週間以内で食べられた食品プラスチック容器もあり、陸域から廃棄されたごみが瀬戸内海を渡り、手島へ1週間で漂着していることを確認しました。
5月に同じ場所の回収活動を行いましたが、ごみが散乱する同じ状態を目の当たりにして、ごみの漂着が繰り返されている深刻な状況が分かりました。
この日もテレビ東京の取材があり、1日中同行して下さいました。漁師の皆さん、手島の住民の皆さんご協力ありがとうございました。
高校生ボランティアアワード2022 特別賞受賞!
2022年8月16日(火)~17日(水)東京の新宿住友ビル三角広場で開催された高校生ボランティアアワード2022で地歴部が特別賞を受賞しました。
このアワードは全国で頑張る高校生が発表や意見交換を通して交流を深め、繋がりを作り、その内容を顕彰するものです。代表生徒3名は、ブースでのポスターセッションにのぞみ、瀬戸内海の海洋ごみ問題の解決に向けて、シビックテックの原理を利用したオリジナルアプリによる市民の街中ごみの調査回収作業を促す取り組みについて報告しました。
地歴部では「1人の100歩ではなく、100人の1歩」となる取り組みで、市民全体の毎日の生活の中で行動変容を促せる実践に取り組んでいます。
また、会場へは高校在学時に参加して受賞経験のある中原舞子(大学4年生)さんがゲストとして登壇して、交流や意見交換からの学びと成長について講演されました。
2日間の学びを深められるよう、継続的な取り組みをすると共に、他校の発表から得たヒントを地歴部の活動に反映させていきたいと思います。
主催の風に立つライオン基金の皆様、スタッフの皆様、充実した学びの時間をありがとうございました。