山陽の図書委員会は1965年から組織的な教育活動をしてきました。また、図書館内だけでなく、図書館から学校・教室へ発信する活動を目指しています。
1978年から全校一斉の読書会(年2回)をたえることなく続けてきました。図書委員を中心に、1冊の本をもとに生徒同士のさまざまな意見を交換します。その中で、発表する力、聞く力、自分では気付かない考えにたどりつき考えを深める力をつけていきます。
1998年から朝の10分間読書も続けています。部活動など忙しい生徒にとって、大変貴重な読書の時間です。また、好きな本を自由に読めること、学校全体が読書に集中している環境があるため、入学して初めて本の楽しさに気付いたという生徒が多く見られるのもうれしいことです。
その他、夏の研修旅行や秋の校内読書月間の研究展示など読書イベントも活発です。歴代図書係の教員、図書委員(卒業生・在校生)の同窓会が開かれたこともありました。
―本は人を思う心を育ててくれる―
『本を守ろうとする猫の話』(夏川草介/小学館)より
本を通じて人を知り、心の美しさを育てるのが山陽学園の図書館です。